04.04
ブレインストーミングのお勉強
Contents
ブレインストーミング(Brain Storming)とは
ブレインストーミング(通称ブレスト)とは、アメリカのアレックス・F・オズボーンさんが考案した会議の手法です。
名前の通り脳(ブレイン)に嵐(ストーム)を起こすように、集まったメンバーの中で質を問わずとにかくたくさんのアイデアをぶつけ合う事を目的としています。
特に場の空気が停滞している際には会話が生まれやすくなるなどの効果もあり、非常に有効な手法なのですが、正しいルールを把握していないとブレインストーミングの真の効果が得られません。
ブレインストーミングを行っている最中は、いくつかの絶対に守らなければならないルールがあり、それを参加者全員が把握している必要があります。
意見が出ない会議・打合せ
たびたび意見を否定されて、それ以降なかなか人前で意見を言えなくなってしまったという経験をされた方も多いのではないでしょうか。一度意見を否定されると、「私の意見なんか否定されるに決まってる」という意識が植え込まれ、その後も継続的に意見を言えなくなるという消極的なループに陥ります。私もかなり長い間この状態に陥り、肩身の狭い思いをした事があります。
打合せや会議において、せっかく時間を割いてメンバーを集合させたのに、場に意見が出ないというのはリーダーにとっても非常に辛い状況になります。しかしみんなの前で意見を否定されるという事はとても恥ずかしい事ですし、私が意見を言わなくても誰かが言ってくれると思ってしまうのは仕方のない事だと思います。全員がこのような考えで意見が全く出なかったり、たった一人の積極的な人の意見だけが取り入れられてしまう状況は非常に危険です。
ブレインストーミングで守るべき4つのルール
アイデアを出すためのポイント
①量が質を作る
・いきなり大きな効果が期待できるアイデアを出そうとしない。たくさんの取るに足らないアイデアを出し、組み合わせたり発展させたりしているうちに革新的なアイデアが生まれる。
・アイデアを思い付いたらすぐにメモを取る事を習慣付け、思い付いたタイミングで周囲に人がいれば話してみる。
②自由に発想する
・失敗を恐れない。他人の目を恐れない。
・正解、不正解を必要以上に恐れない。大事な事はアイデアを出す事であり、そこに正解も不正解もない。不正解があるとすれば、アイデアを出さない事。
③視野を広げる
・多様な分野に興味を持ち、批判的な意見を持たない。自分の得意な事や好きな事と、苦手な事や今まで触れてこなかったジャンルなどの共通点を見つけて興味を持ってみる。
④固定観念にとらわれない
・過去の成功体験に囚われない。成功したパターンだけが正解ではない。
・素直かつ謙虚な視点を常に意識する。知識のある人ほど固定観念が強い傾向がある。
・他者の意見を積極的に取り入れる。同調し、便乗する事は悪い事ではない。新しいアイデアへ派生する可能性もある。
沈黙のブレインストーミング「ブレーンライティング」
アイデアを声に出して発言する代わりに、紙にアイデアを黙って書き出す方法。発言者が偏ったり、他者のアイデアで自分の発想が阻害される場合にそういった問題を軽減する効果があります。
★やり方
①・・・アイデアを出す際は、各自が決められた用紙やポストイットに黙ってアイデアを書く。
②・・・予定時間が来たら、用紙を隣の人に回す。
③・・・受け取った用紙を見て、新たなアイデアが出たら追加で書き出す。
④・・・②、③を繰り返し、一通り終わったら用紙を集める。同じアイデアは取り除く。
⑤・・・残ったアイデアについて全員で話し合う。
まとめ
駆け足でしたが、ブレインストーミングで一番大切なルールはとにかく意見を否定しない事。
お仕事や学校行事などでの話し合いだけでなく、お子さんのいるご家庭でも意見を否定しないという会話方法はとても素晴らしい方法だと思います!
ぜひ試してみてください😆🐾
コメント
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とっても楽しそうなのね♪
みんなでワイワイ話し合って楽しい事を決めていくのね!
うん♪
お堅い話し合いより、絶対明るい話し合いの方がいっぱいアイデアが出る✨
ブレストを始める直前にだけルールを共有するのも必要だけど、普段から否定ありきの考え方をしないっていう意識付けをみんなにしていくのも大切だね!